イギリスのスーパー・ネットスーパー

ロンドン生活に欠かせないスーパーについてご紹介します。ロンドン中心部であれば、食料品や日用雑貨を売っているスーパーは多数あります。Waitrose、Marks&Spencer、Sainsbury’s、Tescoなどが大手チェーン系で有名です。加えて、ネットスーパー限定のOcadoもあります。利用して気づいたことや、それぞれ特徴について詳しく書いていきます。

イギリスのスーパーで気づいたこと

[1] セルフレジの普及

店員さんの代わりに、お客さんが自身でバーコードをスキャンしてレジ清算と袋詰めをするシステムです。日本で利用されたことのある方もいると思いますが、これがロンドンではとても普及していて、店員さんが対応するレジよりもセルフレジの方が台数が多いことも珍しくありません。使い方はシンプルで、商品を一つ一つレジにスキャンさせていけばいいのですが、たまにエラーが出ます。その時は近くの店員さんを呼んで困った顔をすれば助けてくれます。支払いはカードと現金どちらも使えます。慣れると便利です。ちなみにセルフレジはこちらではself checkoutとかself service tillsと言われています。

[2] 郊外は巨大、センターはコンパクト

郊外にある大手スーパーは駐車場も広く、店内も広くて品揃えが豊富です。一方、ロンドンの中心部では各社がお店の名前をちょっと変えてミニスーパーを出店しています。例えばWaitroseは「little Waitrose」、M&Sは「M&S Simply Food」、Sainsbury’sは「Sainsbury’s Local」、Tescoは「Tesco Express」となります。ミニスーパーでは品揃えも限定的で、商品の値段も若干割高になりますが、立地を考えると仕方ないと割り切れるレベルです。私の住むエリアには巨大なスーパーはないので、これらのミニスーパーには大変お世話になってます。

[3] レジ袋が有料

2015年から大手スーパーのレジ袋が一斉に有料になりました。環境問題で新しい法律ができたそうです。どのスーパーも1枚あたり5P〜10Pです。ちなみに一度買ったレジ袋を再利用して、袋が傷んでしまった場合は、捨てずに後日スーパーに持って行けば無料で新品と交換してくれます。

[4] 買う前の商品を食べてる人がいる

これはカルチャーショックみたいなものですが、イギリス人はスーパーで買い物中に、レジを通す前の商品を普通に食べています。サンドイッチとかお菓子とか、パッケージを開けて堂々と食べています。最後にレジでお金を払えば良いという考えらしく、店員さんに注意されることもないようですが、日本人の感覚からすると何度見ても慣れないです。

ブランド別の特徴とネットスーパーサービス

Waitrose(ウェイトローズ)

高級スーパーです。王室御用達の商品も多数ありブランドイメージが良いので、あらゆる食料品を安心して買うことができます。品質もいいです。かと言って商品の値段がすごく高いという訳でもなく、普段のお買い物に利用できます。あと、myWaitroseという会員登録(無料)をすると無料コーヒーや商品割引などの特典がありますのでオススメです。

ネットスーパーサービス:あり。£60以上で配送可、送料無料。配送時間を1時間枠で選べます。何度か利用しましたがトラブルはなく満足です。注文した商品が品切れの場合は、事前にメールで教えてくれます。ただし、私の場合は一度に£60以上の買い物をする事が少しハードルが高いです。だいたい£40くらいで事足りてしまうので。

Marks&Spencer(マークスアンドスペンサー)

名前が長いので通称マークスとかM&Sとか呼ばれています。食料品の他に、衣類も販売しています(こちらがメイン?)。M&Sの特徴は、何と言ってもプラーベートブランド商品の豊富さです。扱う商品のほとんどが自社ブランドです。食料品の価格帯はWaitroseとあまり変わらないと思います。個人的にはスープ、サラダ、フルーツなどがお気に入りです。M&SはSparks Cardという無料メンバーカードを発行しています。会員だと期間限定で対象商品が20%オフとかで買えるのですが、食料品が対象になることは稀で、衣類が対象になることが多いです。

ネットスーパーサービス:現在は一部商品のみで、ケーキやケータリングフードなど限定的です。今後、一般食料品も配送するサービスを展開するらしく、最近トライアルの案内メールが届きました。2018年1月時点ではまだフルサービスの体制は整っていないようです。

Sainsbury’s(セインズブリーズ)

庶民派のスーパーです。上記2つに比べて店内の高級感とかはありませんが、近所にあるので牛乳やお菓子など普段ここで購入します。Sainsbury’sブランドの食料品は、美味しいものとそうでないものがあり、美味しいと思うものだけリピ買いしています。サラダやフルーツも当たりハズレがあります。ちなみに、Sainsbury’sブランドの中でもTaste the Differenceという高級シリーズがあるのですが、こちらは価格帯が上がる分、味もちょっと良いと思います。Sainsbury’sはNectar cardのポイントが貯まります。Nectar cardはオンラインで申し込めば無料で発行してもらえ、他の提携サービス(Eurostarなど)でもポイントが貯まります。貯まったポイントは買い物に利用できますが、還元率は高くないのでコツコツ貯めるのが面倒でない方向きかと思います。登録はこちら

ネットスーパーサービス:あり。配送は£25以上で可、£40未満だと送料£7。但し、£40以上注文すると配送時間により(夜遅くとか、3日先とか)送料£1や£2となるので、ミニマム£60のWaitroseよりもハードルが低いです。ミネラルウォーターや日用雑貨など、重い物やかさばる物をよく買います。サービスはWaitroseに比べてイマイチです。配送時間を1時間枠で選べますが遅れることもしばしば。遅れる場合は事前に電話で連絡をくれますが、1度電話がないこともありました。その時は夜の21-22時枠にしていたのですが、23時に来ました。あと、注文した商品が品切れでも、配達員が来るまで分かりません。賞味期限が近い商品が届くこともあり、まとめ買いは要注意です。

Tesco(テスコ)

こちらも庶民派のスーパーです。価格帯が低めの商品を多数扱っています。Tescoブランドの食料品は個装がイマイチ雑だったり、味も好みでなっかったりしたので普段は利用しないのですが、クリスピークリームのドーナツを売っているので、たまに買いに行きます。

ネットスーパーサービス:あるようですが、利用したことないのでコメントは控えます。

Ocado(オカド)

ネットスーパー限定で、実店舗はありません。ネットスーパーのサービスで比べると、Waitroseを超えて1番満足しています。ミニマム£40で配送してくれますし、配送時間を1時間枠で選べ、到着が遅れたことはありません。しかも送料は最初の1年間はSmart Passというサービスお試しで使えて無料になります。Smart Passが切れたらは都度£3〜かかるみたいです。注文した商品が品切れだったことは一度もありませんが、配送日にレシートがメールで届くので品切れがあった場合は分かると思います。また、賞味期限がギリギリのものが届いて困ることもありません。注文時に、例えば牛乳なら「賞味期限は5日以上先」などと書いてあり、保証してくれます。Waitroseブランドの商品も扱っています。Waitroseで直接注文するとミニマム£60なので、Ocadoの方が利用しやすいです。レジ袋の回収(リサイクル)サービスがあり、配達員に不要になったレジ袋を渡すと、Ocadoの袋はもちろん、他のスーパーの袋でも5P/枚を返金してくれます。

 


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